配線ダクトは制御盤内などの配線の整理や固定に適した製品です。

一般的には、側面に通線孔がありそこから必要な線を出して、スマートに配線することができます。上蓋はスライド可能な構造になっており、配線の整理や確認がしやすい仕組みになっています。配線ダクトは用途によって製品の形や材質が違っています。例えば、先程ご紹介した、一般的な配線ダクトには上蓋がついていますが、中には上蓋無しで、見やすく電線を整理できる製品もあります。

また、材質も、硬質塩化ビニールを利用することが多いのですが、中には、アルミを使って見た目にもスリムに整理できるようなものもあります。側面の通線孔も大きさの異なるものが用意されており、電線の太さ、電線の組み合わせなどに困りません。中には、通線孔の上部に切り込みが入っているものもあり、ニッパーなどで簡単に加工できるよう工夫されています。配線ダクトは、主に配電盤、電気工事、通信工事、オフィス内の配線整理などに利用されます。

これは、配線ダクトを利用して配線を行うと交換作業が非常に効率的に行うことができるようになるからです。また、交換の際にも自由に移動することができるので容易に交換を行うことが可能となるのです。用途の幅が広く、利用者のニーズに合わせた製品が数多くあります。使用用途をはっきりさせ、どのように配線するかを明確にイメージすことでニーズに合った製品を見つけることができるでしょう。