結束バンドとケーブルタイについて

まず、名称による違いですがどちらも同じものを意味します。

通常は結束バンドと理解して宜しいでしょう。「ケーブルタイ」は英語表記の「CableTie」に由来があります。その種類と利用は多岐にわたっています。特徴的なものを挙げると、目新しいところでは緊急脱出用タイヤスパイクに使われている結束バンドがあります。フラットな面にスパイクとなるプラスチックのイボを付けたもので、手ごろな価格で使用法も大変簡単なものになっています。九州まで雪の降るようになった日本では大変助かる冬の代物と言えます。

結束バンドが普及し一般に知られるようになったのは1970年頃からです。きっかけはPCの登場にありました。PC内部で電源コードが散らばるのを防ぐために使われるようになり、やがて有線LANの普及とともにケーブルをまとめるケーブルタイとして人目に触れるようになりました。衣料品のタグ止めなどに使われているのを見ると、ちょっとしたところに利用されているのが分かります。形状は、フラットな帯状のもの・丸い数珠状のもの・フラットな面に長方形状の穴のあるものなど多種類にわたっています。

PC関連の電気コードなどをまとめるにはフラットなものが向いていますし、家庭での小物をまとめるには数珠状のものがいいでしょう。利用の仕方に対応して、バンドの長さも様々用意されています。結束に緩みが出た場合などは巻き直しをしなければなりません。そんな時は、穴のあいたケーブルタイとか、止めの部分がマジックテープになっているものを利用するとよろしいでしょう。

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