配線ダクトに電線を接続する場合の注意点

配線ダクト工事はさまざまなものがあり、その中の一つに金属ダクト工事があります。

配線ダクト工事の一つである金属ダクト工事は金属製のダクトを使う工事のことです。金属製の中に電線を通して配線する工事のことをいいます。金属ダクトは、厚さが1.2mm以上の鉄板またはこれと同等以上の強さのものです。さらにダクトの幅は5cm以上超えてなくてはいけません。金属ダクトは天井に吊られているものが一般的ですが、吊られていないものもあります。

配線ダクトで使用される電線の屋外用ビニル絶縁電線(OW)以外の絶縁電線です。電線を接続する時は原則として、金属ダクト内で接続することはできませんが、分岐して接続点を容易に点検できるのであれば接続しても大丈夫です。金属ダクトの支持方法(固定方法)などの施工方法にも決まりがあります。支持方法では、固定する間隔は3m以下です。取扱者以外が出入りできないような場所に垂直に取り付ける場合は6m以下にすることがポイントになります。

また終端部は閉そくするようにしましょう。相互の電気的な接続は、電気的に完全に接続することが大切です。電気的に完全に接続する目的は、漏電などを防ぐためです。他にも金属ダクトを確実に接地することも目的なので、しっかり行いましょう。金属ダクトに収める断面積の総和は、内部断面積の20%以下にすることがポイントになります。これらをしっかり守って配線ダクト工事を行いましょう。

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