耐候性のある結束バンドとは

結束バンドとは、何本ものケーブルを一つに括ってまとめる時に便利なナイロンなどの素材で出来ているバンドです。

一度使ってみるとその便利さや手軽さに、次も使ってみようと多くの人は思うはずです。さて結束バンドはその端に四角いものが付いており、その真ん中に穴が空いています。その穴にもう片方の端を差込み、それを引っ張り出すと、逆方向には抜くことが出来なくなります。穴の中にあるストッパーが抜けるのを防ぐ仕組みになっているからです。また柔らかく容易に丸めることは出来ますが、切断したり折り目をつけたりすることは難しいです。

両手で両端を持って引っ張っても、おそらく切ることは無理でしょう。それほど丈夫なものですが、屋外で使うと劣化し強度が落ちてきます。朝晩や季節の温度変化、乾燥や湿気、それに紫外線や風雨などの影響を繰り返し受けると、自然に切れてしまうこともあります。そのため屋外で結束バンドを使用する際は、耐候性のあるものを使用します。耐候性があるとは、先ほど列挙した自然環境の変化に耐えられる性質を持っていることです。

例えば、庭で家庭菜園をする際、棒に網を括りつけたり、棒と棒を括りつけることもあると思います。屋外ですから耐候性のない結束バンドでは、いつの間にか切れて、せっかく括りつけたものが取れてしまいます。もちろん耐候性のないものでも1年ぐらいは耐えられますが、かなりきつく括って負荷が大きくかかっていたり、常に重いものがぶら下がっていたり、繰り返し擦れたりするともっと短い期間しか耐えられないでしょう。そういった時には耐候性のあるものを使った方がよいでしょう。

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