寒冷地でケーブルに気を付ける理由

寒冷地でケーブルに気を付けなくてはならない理由は硬くなってしまうからです。

いわゆる硬化という現象ですが、文字通り寒冷の影響でケーブルが凍ってしまったように硬くなってしまいます。それだけなら問題はないように受け取れますが、実は硬化してしまったら最後、断線してしまう可能性が高いです。まるで薄氷のように手に取れば音を立てて表面がひび割れ、中身の電線も折れてしまいます。それだけでなく寒冷地では雪の重みでケーブルが変形し、正常な働きをしなくなる可能性があるので要注意です。

そのため屋外に設置する場合は雪への対策をはじめ、寒さへの対策が求められます。屋外でも使えるように施されたカバーやダクトなど対策は様々ありますが、シリコン材質で被覆された代物を使う事が一般的です。シリコン材質で被覆された代物はマイナス60度の寒さに耐えられるうえに、150度の暑さにも耐えられます。

国内で確認されている氷点下の温度は平均マイナス40度だとされているため、シリコン材質で被覆された代物の耐久性は十分です。おまけにしなやかさにも優れており、気温差による影響はおろか、使いまわしもしやすいので最も多用するテレビ局の関係者は好んでいると言われています。ダクトの販売も普及しているのでそちらもおすすめですが、寒冷地ではケーブルそのものにこだわっているのも事実です。天然ゴムも悪くありませんが、限定されているので使われていないケースもあります。

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