必須の道具、LANケーブルについて

LANケーブルはインターネットに必須の道具です。

インターネットは世界中のネットワークが相互に接続された巨大なネットワークであり、何よりも特徴的なのが誰もが使える開けたネットワークということです。元々はいくつかの大学同士で接続していたネットワークから始まり、大学の垣根を越え、国境をも越えて徐々に大きくなり、90年台初頭に普及がスタートしたばかりか、その後、急成長を遂げあっという間に世界中を席巻してしまった技術です。

日本でもその頃、インターネットの可能性にいち早く気がついた一部の人たちがプロバイダ事業を開始しようとしていましたが、それまでの電話ネットワークの考えを捨てきれない政府の後手後手の対応が響き、事業開始までに1年半くらいの時間を消費してしまいました。この間もアメリカではプロバイダ事業がどんどん進化していき、インターネットの黎明期の機能の開発を次々に成し遂げて日本に差をつけていました。その後、日本でも何とかプロバイダ事業が開始され、インターネットの普及が急激に始まります。

企業のネットワークも徐々にインターネットへの接続に対応していき、ホームページの公開も増えていきます。社員の自席のコンピュータもLANケーブルで接続するようになります。最初はバス型だったLANもそのうちにスター型に生まれ変わり、周りのコンピュータに影響を受けない効率の良い通信ができるようになります。LANケーブルも10base-2や10base-5から10base-Tと進化し、その後高速になった100base-TXや1000base-Tという流れで現在に至ります。

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